当店では、そば打ちの基本から本格的な技術まで、丁寧に指導いたします。初心者の方でも安心して体験できるよう、以下のステップに沿って進めていきます。
1.道具と材料の準備
そば打ちに必要な道具や材料を一つひとつ確認し、準備を整えます。
道具: 木鉢、振るい、延し棒、包丁などの使い方を丁寧に説明します。
材料: 厳選したそば粉と小麦粉、水を使用します。振るいにかけることで、粉を均一に整えます。
2.水回し
そば打ちの要ともいえる工程で、粉に均等に水をなじませていきます。水回しの技術が、生地の仕上がりを大きく左右します。
1回目の水回し
そば粉と小麦粉を木鉢に入れ、平らに整えた後、用意した水の約半量を全体に回しかけます。
指先を使い、粉をすくい上げるようにして混ぜることで、水が均等に行き渡るようにします。粉がそぼろ状になり、全体がしっとりとしてきます。
2回目の水回し
さらに水を加え、粉を徐々に粒状にまとめていきます。リズムよく粉を混ぜ、滑らかで均一な状態に仕上げます。
最終加水
残りの水を少しずつ加えながら、全体をひとまとまりにします。この工程では、水量の微調整を行い、最適な状態に仕上げます。
3.こね
そばの味と食感を決定する大切な工程です。
- こね①: 生地を両手で押しながら、全体をまとめます。
- こね②: 生地を練ることで弾力が生まれ、滑らかになります。
- 菊練り: 生地に力を込めながら、中心に向かって練り込むことで、菊の花びらのような模様が浮き出ます。
- へそ出し: 菊練りで仕上がった生地をさらにまとめ、空気を抜いて均一な状態にします。
4.延し
均一な厚さに生地を広げる作業です。美しい麺の形を作る重要な工程となります。
- 基本の延し: 手のひらを使い、生地を円形に広げます。全体が均一な厚さになるよう丁寧に押し広げていきます。
- 四つ出し: 生地を四方向に延ばして四角形に整えます。
- 本延し: 最終的に生地を薄く広げ、均等な厚さに仕上げます。
5.たたみと切り
出来上がった生地をたたみ、包丁で切る作業です。
- たたみ: 生地を何層にも重ねることで切りやすい状態に整えます。
- 切り: 専用の包丁を使い、均等な幅で麺を切ります。初心者でも扱いやすい方法を丁寧に指導します。
6.完成
切り終えたそばはその場で軽くほぐし、形を整えます。茹でたてのそばを召し上がっていただくことも可能です。自分で打ったそばの風味とコシをぜひご堪能ください!
そば打ちの魅力を体感し、特別なひとときをお過ごしください!